2015年
2015.12.20
『高円寺 ショウボート』
「ギンガギンガvol.10」
出演:オグラ&ジュンマキ堂バンド/しゅう&宇宙トーンズ/ペリカンオーバードライブ
今年も廻し納めはギンガギンガ。このイベントも10年目を迎えた。
たまには衣装変えてみようと望んだら、内輪から大不評。
ジャケットもテレテレのシャツも趣味悪いといわれ、何よりサングラスがすごく嫌だったそうな。
手元が見えないので老眼鏡としてかけているのだが、やはり古いタイプのミュージシャンに見えるらしい。
実際古い人間だからいいようなもんだけど…。
広島からマサルも来て、はるくん、金谷ん、西井なんかもお客として現れた。
色んな人から酒の差し入れをいただき、イトウサっちゃんからは「マイペ」というワインをもらった。
高円寺ショウボート、おんださん、よださん、PA&スタッフのみなさん、真琴(写真提供)、そして来てくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と古いタイプの握手を送ります
そして、さらに、今年も多くの人に支えられ廻すことができました。
「オグラのヒミツ」HP管理篠田さん、レコーディングメンバー、ジュンマキ堂、原めぐみ、アラケン、イトウサチ、マスちゃん、加口くん、ライナーノーツ、友部さん、ユミさん、CD流通、オフィスガンビーノ高橋兼司、高円寺北中通り商栄会、狩野さん、かおりさん、スタッフボランティアのみなさん、ななちゃん、NPO法人リトルネロファクトリー、杉並区教育委員会(後援)、そして、集まってくれた子供ら、馬橋盆踊り実行委員会、高円寺北中通り商栄会、斉藤会長、薮蕎麦親分、馬場さん、斉藤くん、えのもとさん、サリー、関根真理さん、杉並学院吹奏楽部の皆さん、ナナちゃん、えまちゃん、八幡さん、日経新聞コラム、与那原恵さん、長野市 はくなまたた その子ママ スタッフの方、トーメちゃん、FUKUちゃん、松本 えん処こばく亭 安沙奈店長、真美さん、真彩さん、師匠、スタッフまりなさん、すずさん、PA岡田さん、ヒーローズさん、On the Rode 直美さん、『オグラ文化祭』吉祥寺 ROCKJOINT GB 藤崎さん、スタッフ&PAのみなさん、高円寺ペリカン時代、高円寺Salon de VAMP、ナオちゃん、NOBUちゃん、荒井さん(写真提供)、真琴(写真提供)、花や酒、差し入れしてくれたみなさん、大阪 東三国 老人ホームそよ風 施設長東さん、スタッフのみなさん、大阪 創徳庵 オーナーさん、きっしゃん、中沢さん、共演者のみなさん、大阪 難波Mele オーナーさん、マブチさん、スタッフさん、共演者のみなさん、京都 五条麩屋町 CAFEすずなり まりこちゃん、ワンダーくん、徳正寺 等さん、章子さん、扉野さん、岡山 ORiON ☆NORi☆さん、共演者の皆さん、神戸 元町アビョーン+ONE ふーさん、ウタモモちゃん、EP-4の鈴木創士さん、天四郎さん、神戸 三宮BAR月 店長湖月さん、広島 ふらんす座 イズミさん、共演者のみなさん、ひらひら、マサル&アネモネ、山口湯田温泉 オルガンズメロディー 英三さん、スタッフさん、共演者のみなさん、しおんちゃん、ラジオFM Salu、山とケのおふたり、ディレクターさん、スタッフさん、浜松エスケリータ68、後藤さん、マダムさん、チャンティ&ニグロ栓のみなさん、柏川さん、富士 海山幸 店長さん、ご家族スタッフのみなさん、AKIさん、かずみさん、龍泉寺ファミリー、岩崎けんちゃん、チャンティ、共演者のみんな、PAさん、林さん、小俣さん、「櫂」店長さん奥さん、スタッフの皆さん、そして、音楽のために足を運んでくれたすべてのお客さん、
本当にありがとう!愛と感謝を込めて
回転投げキッス〜♪
2015.12.13
『山梨 養老酒造&酒蔵櫂』
出演:オグラ&ジュンマキ堂、岩崎けんいち、ピーチボーイズ、和心ぼっち、ヒロシ、THEオウムガエシ
まぼ小プレゼンツ『百祭』
もらった車で初めてのカー移動。
楽器を積んで、ジュンマキ乗せて、緊張しながらもマイペースでハンドル廻し。
まさか自分の人生にマイカーが登場するなんて思いもしなかった。カメラマンの荒井さんが新車に買え変えるというのでポンっとくれたのだ。
今年で車検がきれると言っていたが、名義変更にいったらまだ一年あまっていた。「どうします?」と聞くと「もう新車たのんじゃったからあげるよ」との事。気前良すぎますぜ。
ドライブ用の音源を作り泳ぐようにGo〜、うひょひょひょひょ。
若い頃、故郷の友はこぞって車を乗り回していた。若いみそらでこんな楽しい事してやがったのか…。ちきしょー、こちとら50の車(しゃ)ならいでぃ!
ドアーズ、ポーグス、シャングリラス、PiL、エラ・フィッツジェラルド、ニナ・ハーゲン、エイミー・ワインハウス、ジェイ・ホーキンス、シルビー・バルタンなどがシャッフルされるのを聴きマキちゃんが「時代もジャンルもバラバラですね」と一言。
いわれてみれば確かにそうだ。選曲に節操はないが、でっかい声で歌うヴォーカルが好きなようだ。
中央道をぶっとばし、否、平均的な安全運転で山梨へすーっと到着。
今回は岩崎けんちゃん50歳、オグラ50歳、合わせて100歳という事で企画された『百祭』イベント。
会場は実に3年ぶりの酒蔵櫂。
夕方5時から4時間あまり、6組の出演者が酒蔵の梁にそれぞれの音を染み込ませた。最後は全員で「星に願いを」を合唱して清らかな夜は更けていった。
本番前、けんちゃんの発案で出演者全員「書初め」ならぬ「書き納め」をした。「初春」と「今年を漢字一文字で」というふたつのお題。
年の終わりにタイヤも廻したし、というわけで自分はやはり「廻」。
強行ツアーを行い沖縄から名古屋へ飛んだりしたジュンちゃんは、巡るの「巡」。
マキちゃんは丸いゴロスと先祖の丸山園から「丸」。
つなげると「廻巡丸」かいじゅんまると読める。
車に名前をつけて喜んでる奴をバカにしていたが、今は彼らの気持ちが痛いようにわかる…。
岩崎けんちゃん、チャンティ、共演者のみんな、PAさん、林さん、小俣さん、「櫂」店長さん奥さん、スタッフの皆さん、そして集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と百歳の握手を送ります
2015.12.2
『軽自動車バモス』
車もらったよ〜♪
2015.12.1
『昔々アルバイトの話』
30代の頃、水木プロへ鬼太郎の原画を借りに行くという、ちょっと変わったバイトをしたことがある。
調布駅から歩いてすぐの所に水木プロダクションはあった。
大きなビルを想像していたが、実際はマンションの一室。
集合ポストの名札は黒いマジックで「水木プロ」と書かれていた。
否、描かれていた。
まるで漫画のタイトルのような太い文字はおそらく水木先生自ら描かれたものだろう。その文字に感動した。水木しげるが実際この世に存在しているんだなあという不思議な実感。適当に描いた感じもさらに感動度を深めたのであった。
インターフォンを押し用件をつげると「そのままエレベーターでお上がり下さい。玄関の鍵は開いていますので。奥の部屋が事務所です」という女性の声。
もしかしたら当人に会えるんじゃないかと密かに期待していた僕だが、なあーんだ、ここは事務処理をする所か、当人は自宅かもっと別な場所にいるんだろうな、そりゃそうか。とちょっとがっかりしてエレベのボタンを押した。
指示どおり玄関の鍵はあいていたので「すいませーん」と声をかけたが誰も出てこない。
奥の部屋は明かりがついているが、ここは薄暗くて人の気配がまったくない。
奥まで行っていいのかなとためらいつつも「すいませーん…」と再び声をかけたが反応がない。
上がっていいってことか。と靴をぬいで上がりこみ、三たび声をかけたがシーン。
『しまった!部屋間違えたか?!』
と思った刹那。後ろのトイレからジャーっと音がして、中から水木しげるが出てきた。
「うわぁー!」と声を出して驚いたが、向こうも「おわぁ!」とびっくりしている。
トイレから出たら妖怪のような男がいたので驚いたそうな。
先生、それはこっちの…。
応接間に招かれスタッフの方がお茶を出してくれて、先生から直接原画を預かった。
巨匠はよく喋り、取るに足らないアルバイトの自分に対してもサービス精神旺盛であった。
ねずみ男は踊るんですよ。と、わざわざ立ち上がり、ねずみ男のダンスなるものを披露してくれた。
スタッフの女性もニコニコしていて、なんともホットな妖怪時間はあっというまに過ぎていった。
鬼太郎、ねずみ男、ねこ娘などなど、貴重な原画を預かり、このまま熱海のほうへ逃げようかとも思ったが、電車に乗りアルバイト先へ戻ったのであった。
水木しげる先生に合掌。
2015.11.23
『富士 海山幸』
出演:オグラ&ジュンマキ堂、ましゅまろまま、AKIpresents『お座敷ヒットパレード』
久しぶりのAKIさん企画で初めてのお店海山幸。
完全な和食屋さんだが、店長さんがPA経験者ということで音響システムが整っている。
AKIさんかづみさんがいて、荒井さんがいて、ましゅまろの真美さんがいて、座敷には真彩さんの乳飲み子が這っている。なんとものどかなリハ風景。
真彩さんの乳飲み子はどんなに音がなっていても全然泣かないという音楽ベビーなのである。
リハ中「進め!デタラメ」をやっていると真彩さんが座布団に赤ちゃんを寝かしつけていた。手を見るとリズムに合わせ背中をぽんぽんしている。まさかこの曲が子守唄になるとは…真彩さんの母性に戦慄したのであった。
会場は予約客で埋まり、高校時代の谷口と美和ちゃんが来てくれて、土肥からは龍泉寺ファミリーも駆けつけてくれた。
ってことはと思ったらやはり。
本番中、謎の娘が升酒を手に現れた。土肥では恒例行事だが、まさか富士にまで進出してくるとは…恐るべし日本酒娘。
アンコールは以前から真美さんと決めていた「昭和枯れすすき」を全員でセッション。真美さん真彩さんは晴れ着に着替えて現れた。アルパの拡張高いイントロにのり50代の我々が悲しみのデュエット。二番からはチンドンも加わり会場は大盛り上がり。
調子に乗り、真美さんを抱きしめ、公開セクハラをしてしまった。そして最後に…。
悲鳴と歓声につつまれ「お座敷ヒットパレード」終演。
みんなで手を上げあいさつしようと左後ろにいたマキちゃんに手をさしのべたら、私は無理無理というゼスチャー。抱きつかれると思ったそうな。
富士 海山幸 店長さん、ご家族スタッフのみなさん、AKIさん、かずみさん、ましゅまろまま 真美さん、真彩さん、荒井さん、そして集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝とセクシャルハラスメントな握手を送ります。
2015.11.21
『浜松エスケリータ68』
出演:オグラ&ジュンマキ堂、チャンティ&ニグロ栓
昨日までの雨と寒さがウソみたいな快晴の中、ジュンマキ堂と電車に揺られのんびり移動。
初期の老化なのか、ここの所、手から物をポロポロ落とすようになった。
電話、手帳、ペンなど、握ったつもりがほんとにポロポロ落とすので、自分にやっきりしてしまう。
何がイヤって手からはなれた瞬間、落とさないよう空をつかもうとする慌てっぷりが非常にみぐるしいのだ。
なので最近はそんなあがきをやめ、落ちた後もしばらくは拾わないという工夫で乗り切っている。
ほうげじゃくー!
浜松駅からバスでエスケリータへ到着、チャンティバンドと合流。
お客さん少なかったので1曲目は珍しくアコーステックで開始。アンコールもめったにやらないカバーを披露。普段とはちょっと違うライブとなった。
翌日は急遽オフ日になったので、ジュンマキ堂と結構呑んでしまった。国際情勢や音楽観など、いつになく真面目な話が中心となり、ふたりの深い想いも聞けて面白かった。
ジュンマキはそのまま浜松に二泊して自分は富士へ前乗り。犬や猫と遊んだ。
行きの電車の中でやたらと落ち着かない子供がいて、行ったり来たり寝そべったりしていた。本を読んでても気が散ってしょうがない。何かびっくりするような面白い注意のしかたはないかと考えていたら、いつのまにか手から落ちたしおりを、その子供がだまって拾ってくれた。
浜松エスケリータ68、後藤さん、マダムさん、チャンティ&ニグロ栓のみなさん、柏川さん、そして、集まってくれた希少なお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝とポロポロ落とさない握手を送ります
2015.11.1
『ラジオ FM Salus山とケのSlow Stage』
FM Salusのラジオ番組にゲスト出演。
山とケは災害ボランティアを続けながら活動している音楽ユニット。ふたりとは2年前、福島ツアーで一緒になった縁。
生放送という事で少々緊張したけど、意外と喋れた。山ちゃんケーナちゃんのキャラクターのおかげか。
USTREAMで映像も流れるというのでステージ衣装を着て『方位自転車』を生演奏。
2週連続ゲストということで翌週の分も収録した。
「若者ワードクイズ」のコーナーではケーナ姫から山じいとオグじいに流行語クイズが出題された。
「イチキタ」一時帰宅の略語
「ずっ友」ずっと友達
「どN」ノーマルで平均的な人
などなど、たくさん出されたがほとんど正解できなかった。
面白かったのは「フロリダ」という言葉。
「風呂離脱」という意味らしいが、山じいとオグじいには使う場所がわからない。
「友達と遊んでて風呂入るから離脱するね」ってシチュエーションなんかある?って聞いたら
「そこが山じいとオグじいは昔のひとじゃのう」と言われた。
SNSで会話してる途中にちょっと風呂入るから離脱するという事なのだそうな。
勉強になりました。
というわけでもうおそいからネルリダしよう。
山とケのおふたり、ディレクターさん、スタッフさん、に深い感謝とずっ友の握手を送ります
2015.10.25
『山口湯田温泉 オルガンズメロディー』
出演:オグラ、板前と皿洗い、ぼんじ、よー&ゆー、安増裕章
昨夜はひらひらでわらじを脱いで、お昼はマサル一家と蕎麦をたぐる。
子供らにも会えた。年々大人びてくる娘たちを見て自分の歳を再確認する。なんとなく別れがたくなり、ビールまで注文してしまった。
駅まで送ってもらい、最終地、中原中也の故郷、湯田温泉へ向かう。
駅に着くとHPの運営者、篠やんが車で迎えに来てくれていた。実に4年ぶりのオルガンズメロディー。
初めてここへ来た時のことはよく覚えている。ライブを終え翌日駅で電車を待っていると店長英三さんが、時間を見計らい、わざわざ見送りに来てくれた。ツアーを始めたばかりで、心細さもあり、その人情味を手廻しオルガンの奥深くへしまい込んだ覚えがある。
明日をもわからぬ廻し屋稼業。手廻しオルガンは様々な人々の人情で廻っているのである。
今回、初共演のぼんじさんはアンジー創設者の方であった。ブラックなMCで人々を惑わせ「後に○○○○が○○○する○○○○」という、大っぴらにはあかせない説明も整っていた。ふふふ。
最終日だし、今日こそ幕の裏から登場するんじゃないかとジュンマキを呼び込んだが、やはり出てこなかった。
いくら来てないとはいえ、こんなにゆってるんだから一回ぐらい出てきてもよさそうなものを…。物質と距離について考えさせられた。
20年以上前、学園祭で対バンしたというキーボードのLionMerryさんが当時のチケットを持ってきてくれビックリ。物持ち良すぎますぜ。
「仕事を休んで来ました」というお客さんもいたし、CDも売り切れたし、通販予約ももらったしで、ゆーことなしの最終日を迎えられた。
次回はついにジュンマキ堂と共に駿河の国へ参ります!
山口湯田温泉 オルガンズメロディー 英三さん、スタッフさん、共演者のみなさん、篠やん、しおんちゃん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝とゆーことなし!の握手を送ります。
2015.10.24
『広島 ふらんす座』
出演:オグラ、鶴泰輔、バッチグー山本、the Loupes
前日がオフだったので赤穂線、山陽本線を乗り継ぎ、約6時間かけて広島へ前乗り。
鈍行に揺られてまた一句。
「おかずが足りず夕陽をおはしでつまんで食べたら夜がきた」
なげぇーね…。
ようやく広島へ着きホテルで休んでから、マサル&アネモネが営む「おうちBarひらひら」へ顔を出す。
ビルに囲まれた古くてシブい一軒家。建具などの内装もそのままに一年前にオープン。東京で遊んでいた友人たちがあちこちに散らばり店を始めている。結構繁盛していたのでウイのソーダ割りを少々なめてその日は帰還。
翌日は珍しく早起きしたので平和記念資料館などを見て歩いた。
若い人や外国人でぎゅうぎゅうに混んでいる中、爆風で曲げられた相生橋の鉄骨が目に止まった。
そんなにすごい能力の爆弾なのに相生橋の橋ゲタは溶かせなかった。とも言える。人々の怒りや悲しみ、複雑な気持ちまですべてを粉々にできる兵器などないだろう。
今回もライブ中、ジュンマキ堂を呼び込んだが、やはり出てこなかった。今度はジュンマキ堂と一緒に見てみたいというアンケートが結構あり、いい宣伝になった。
ライブ終了後はふらんす座のイズミさん、共演のバッチグーと共にひらひらで打ち上げ。ふたりが帰った後も、さらにカウンターでマサル&アネモネ相手に呑み続けた。「嬉しそうなのは伝わったけど最後のほう何言ってるかわかんなかった」そうな。
広島 ふらんす座 イズミさん、共演者のみなさん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と何言ってるかわかんない握手を送ります
2015.10.22
『神戸 三宮BAR月』
出演:オグラ
ウタモモちゃんがローティーンの頃から通っていたというカウンターしかない小さなバーでひと廻し。店長さんは自分と同じ50歳。店は15年目というからインチキ手廻しオルガンより2年多く店を回し続けていることになる。
ここでもまた濃いお客にかこまれ、完全なるトークライブとなってしまった。
出身地や上京したての80年代話までよく喋り、アンコールではマイペの大合唱が神戸の夜に響きわたった。
ほぼ新譜の曲でメニューを組んでいるのだが、今作CDは売り上げが好調だ。いーぜいーぜ。
ライブ終了後、紙吹雪を拾っていると必ずお客さんが手伝ってくれる。よほど貧乏そうにみえるのか「明日も使われるんでしょ?」なんて言いながら。
演劇関係のお客さんから「四角と三角を混ぜるといいですよ」というアドバイスもいただいた。スピードが違うからはらはら落ちるそうな。
ライブが終わってから入ってきた船乗りのような酔っ払いが面白かった。ウタモモちゃんに「俺と歌合戦で勝負や!」と意気込んであっさり負けていた。モモちゃんの深い思いも聞けて良かった。
神戸 三宮BAR月 店長湖月さん、ウタモモちゃん、天四郎さん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝とはらはら散りゆく握手を送ります。
2015.10.19
『神戸 元町アビョーン+ONE』
出演:オグラ、ウタモモ+鈴木創士(EP-4)+天四郎+石田秀一
どうでもいい話だが、出来る限り荷物を軽くしたいので、石鹸を小さく切って持ち歩いている。ふと思ったが歯ブラシの柄もこんなにいらないんじゃないか。
さらにもっと減らすものはないかないかと考えた所、己の自意識とこだわりが思い当たった。
ここでまた一句
「変われない自分を移動させている」
鈍行列車に飛び乗って、再び関西へ移動。
本日はORiONの縁で知り合えたウタモモちゃんのブッキング、アビョーン+ONE。去年につづき2回目の出演。
ここは過去からの文化が地続きで混ざりあってるようなお店。今回のツアー中、最も濃いお客さんに囲まれズカッと廻す。
中島らもさんと交友の深かった作家でもあるEP-4の鈴木創士さんとセッションも出来た。CDもようけ売れて、ゆーことなしの大満足。
それにしてもこのツアー。一曲目の途中で毎回ジュンマキ堂を呼び出すのだが、出てきてくれない。やはり一緒に来てないと無理なのか…。
打ち上げを終え、宿へ帰る途中でまた一句
「酔い大げさに話し地味に帰る」
神戸 元町アビョーン+ONE ふーさん、ウタモモちゃん、共演者の皆さん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と大げさな握手を送ります。
2015.10.18
『岡山 ORiON』
出演;オグラ、ひなたぼっこ、えだまめ、よっちやん、つーくん
京都から鈍行で姫路へ行き、赤穂線に乗り換えて相生へ。そこから今度は山陽本線に乗り換え岡山まで。
弁当を食べながら、3時間のノロノロ移動。
そこでまたもや自由律俳句を一句。
「袖に入った飯粒が冷たい」
お、なかなかいーけど、どっかで聞いたような気もする。尾崎放哉になかったかな?
歌詞にしてもメロディにしても「どっかになかったか?」という気がかりは多々ある。
歌を作ってる人はみんなそうだと思うが、特にうまい表現が出来た時なんかは「こんな言い方とっくに先人が思いついているのでは…」という気になるもんだ。
どっかで見たと思ったら自分のメモに書いてあった。なんて事も結構あるが、メロディの場合、どうしても気になる時は近しいヤツら聞いてみる。ほとんどの人は「ん、ないんじゃない?」とあまり取り合ってくれない。
「袖に入った飯粒が冷たい」…帰ったら調べよう。なんて事を考えてるうちに岡山到着。
ORiON10周年記念ライブに呼ばれひと廻し。
10年店を続けるというのは本当に偉大なことだ。頭がさがる思いと感謝を込め、盛大に廻した。アンコールでは☆NORi☆さんお気に入りの『区民プール』を久々に歌った。新譜の売れ行きも上々。
終わった後、大阪で共演したあうんさんと話題になったブッダカフェへ顔を出した。ものすごく久しぶりにカンちゃんと再会して90年代の下北話で盛り上がったのだった。
岡山 ORiON ☆NORi☆さん、共演者の皆さん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と祝!!10周年の握手を送ります
2015.10.17
『京都 五条麩屋町 CAFEすずなり』
出演:オグラ
さて大阪ともおさらばだ。わらじを履くぜ。と駅ビルへ向かうと、力まかせなコピーが目に飛び込む。
「石さえあれば何とかなる」
ほ、ほんとか…。
ふと足元をみると小さな軽石がころがっている。まさかこれの事ではあるまいに。と思うも、念のために拾い阪急電車で京都へ。
リハの前に徳正寺へ顔を出し、ビールと焼き牡蠣とビーフシチューをゴチになる。等さんも章子さんも相変わらずお元気で愉快であった。
本日はお初、CAFEすずなり。店長まりこちゃんは長年高円寺でノライヌカフェをやっていた。「これは騒音か音楽か?」ビルの住人が相談してから苦情を言いに来るという伝説のライブカフェ。
一昨年、惜しまれながら店を閉め、今年からここ京都ですずなりをスタートした。
住宅街にある町屋を改造したCAFE。間取りも雰囲気も全然違うのにどこかノライヌを感じてしまう。店の半分は店主のキャラクターで出来ているのかもしれない。
リハ中、ケーブルが足りなかったり、騒音苦情の不安もあったが、何とかなった。軽石のおかげか。
みつ輪さんや須山公美子さんも顔を出してくれて楽しい夜は更けていったのだった。
京都 五条麩屋町 CAFEすずなり まりこちゃん、ワンダーくん、徳正寺 等さん、章子さん、扉野さん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と何とかなる握手を送ります
2015.10.16
『大阪 難波Mele』
出演:オグラ、ガッチャ、あうんさん・すうじぃ、滝口ナオシゲ、口石和人
ツアー中なんとなく、自由律俳句を書きためている。自由律俳句っぽいものといったほうがいいかもしれないけど。
「カートに小石がつまり日没」
「サンバイザーに太陽を転がせて歩く」
「日本の広さに心細くなる」
「鈍行のろのろ積乱雲を割って行く」
などなど、良いのはなかなかできないが数は100を超えた。短い歌詞を作るのがうまくないので練習になるのだ。そして今朝、起きぬけにできた句は
「充電器を片方だけさしていた」
練習に…なってるのか。
今日は1年ぶり難波Mele。
二度目の共演、あうんさん。今回はプレイヤーでレコードをかけながらのステージ。面白い構成だった。
凝ったリズムのユニット、ガッチャの歌姫と「温泉ぎらい」で気があった。「熱いお湯に首まで浸かると、きゅうくつ」
わかる!わかります!!
大阪 難波Mele オーナーさん、マブチさん、スタッフさん、共演者のみなさん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と熱いお湯の握手を送ります。
2015.10.15(夜)
『大阪 中崎町 創徳庵』
出演:オグラ、瓜破連歌ショー
おばあちゃんたちに別れをつげ、御堂筋線で梅田へ出て中崎町へ。 今年から再開した創徳庵へ。6年ぶりの出演。
ライブ中、何杯も何杯も酒をおごってくれる紳士がいた。「CDも買ってよ」というと「高くて買えへん」との事。
ムムム、できる…。
大阪 創徳庵 オーナーさん、きっしゃん、中沢さん、共演者のみなさん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と不思議なふところ具合の握手を送ります。
2015.10.15(昼)
『大阪 東三国 老人ホームそよ風』
文化祭の疲労もとれぬうちにレコ発ツアーへ出発。
今回は長旅なので新幹線で一気に大阪へ。まずは遠い親類が入居しているケアハウスそよ風でひと廻し。
大阪のおばあちゃんノリいーぜ。
「おぼろ月夜」「夏は来ぬ」「旅愁」「冬景色」は毎回やるとこにしている。事前に歌詞を配ってもらうので、みんな一緒に歌うのだが、「冬景色」はどこでやっても一番声が大きく出ている。キーのせいか、はたまたテンポが丁度いいのか…研究の余地あり。
終わって着替えてたら「今度は悲しい酒きかしてな」といわれた。
大阪 東三国 老人ホームそよ風 施設長東さん、スタッフのみなさん、そして、集まってくれた入居者さん、ありがとー&また来ます。
2015.10.11
『生誕50周年パーティー「オグラ文化祭2015」レコ発スペシャル』
出演:オグラ、原めぐみ(ピアノ&オルガン)、ジュンマキ堂(チンドン&ゴロス)新井健太(コントラバス from東京ローカルホンク)、イトウサチ(リコーダー)、増岡謙一郎(エレキギター fromペリカンオーバードライブ)、金谷ヒデユキ(元祖歌ネタ音楽芸人)、まむし由美、とどろき豆太郎
大入り満員、御来場ありがとー。
そしてこの主観的な歌を立体化してくれる優れたミュージシャンたちにディープなキッスを!!
自主制作米コーナーでは、ネタを終えた金谷んが楽屋で一粒一粒指で脱穀してくれたが、とれたお米はコップにちょっと。お客さん全員にいきわたるはずだったのに、無念なり…。
ピーズのはるくんはじめ色んな人が来てくれた。青ジャージ時代の歴代スタッフガールも勢ぞろいで懐かしさひとしお。
3部構成の長時間にもかかわらず、最後の盆踊り大会まで、みなの衆ほんにお疲れじゃった。
打ち上げを終えた後、アラケンの機材車で帰った原めぐみ。あずけ頼んでおいたマイ小道具のミノと菅笠を下ろし忘れたので、夜中にもう一度アラケンが戻ってきてくれたらしい。随分深夜だったので「もう悪いからそんなの納豆つつんで燃やしちゃっていいよ」と言おうと思ったそうな。
おいよせよ…それ探すのホントに大変だったんだから。
吉祥寺 ROCKJOINT GB 藤崎さん、スタッフ&PAのみなさん、高円寺ペリカン時代、高円寺Salon de VAMP、ナオちゃん、NOBUちゃん、パニックハウス加口くん、荒井さん(写真提供)、真琴(写真提供)、松本こばく亭、花や酒、差し入れしてくれたみなさん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と50歳の握手を送ります。
PV『絵と空と現実』(4thアルバムより)
今年もやります!『オグラ文化祭』
〜50才レコ発スペシャルライブ!!〜
※この公演は終了しています。
『廻せ!廻せ!(チンドンバージョン)』
ニューPVできました。
ついに完成!!
4thアルバム『方位自転車』
2015年10月11日 全国一斉発売!
1. 進め!デタラメ
2. フィンガーボウルハット
3. 廻せ!廻せ!(チンドンバージョン)
4. 船乗りマイペ
5. 方位自転車
6. 猫と二度寝
7. レイ・マンザレクの左手
8. 友だちは親戚
9. 白い朝(1989年青ジャージセルフカバー)
10. 絵と空と現実
11. 音ぐむ沈黙
2500円(税抜価格2315円)
廻詞Record MWR-005
〜オグラくんの新しいアルバムによせて(抜粋)〜
友部正人
手廻しオルガンで歌うオグラくんは、市街電車の運転手のようでもある。歌うと前に進む乗り物、オグラくんはそれに乗って自分自身を運転してきた。回るものに引かれ続け、オグラくんはとうとう自分を一めぐりした。それが『方位自転車』の方角と位置だと思う
2015.9.27
『松本 えん処こばく亭』
出演:オグラ&ジュンマキ堂、ましゅまろまま
11時頃しょろしょろ支度をしているとマキちゃんから「着きました」とメールあり。
ジュンマキ堂は東京から荒井さんの車に乗せてもらいこばく亭へ到着していた。本日はこばく亭一周年記念ライブということで全席満席の売切れ御免となった。
こばく亭はましゅまろ真美さんの次女安沙奈さんが店長をつとめるお店。前身の店「くいしんぼ えん」でアルバイトしていたがオーナー師匠が店をたたむ時、同じ場所で店を始めることにしたという。
初めの挨拶でも言っていたが、昔から家族で店ができたらいいなと思っていたそうな。真美さん、真彩さんたちも厨房でフロアで大活躍。
賄いに出してくれたご飯が実に美味かった。なるほど、連日遅くまでにぎわう訳がわかる。お近くに行った際は是非足を運んでいただきたい、「ちょーかく煮」の味を堪能されたし。
えん処こばく亭
前の日も朝5時まで仕込みや支度に追われ頭がさがる思い。一周年には絶対オグラ&ジュンマキ堂を呼びたいと思っていたという真美さん。
よし来い!ズカズカズカ!と一時間半。ジュンマキ堂と共に新譜の曲を大披露。遠近両用サングラスのおかげで手廻しオルガンの手元もクッキリ見える。ライブ中店長が涙ぐんでるのを見てマキちゃんもウルウル来てしまったらしい。『廻せ!廻せ!』ではまたもや豆太郎手ぬぐいやタオルを回す人々が続出。後ろにいた高齢の御婦人の回しっぷりが非常によく、そのまま飛んで行っていまわないか不安になった。
今回のジュンマキ堂は名古屋で買ったという初めて見る衣装。いつもおしゃれな二人に対し、自分は相変わらず何年も前から、道で拾ったジャケット着用。
さあ、次回はいよいよ東京レコ発ワンマン。文化祭前にいいツアーができた。
えん処こばく亭さん、一周年おめでとうございやす!!
松本 えん処こばく亭 安沙奈店長、真美さん、真彩さん、師匠、スタッフまりなさん、すずさん、PA岡田さん、荒井さん、FUKUちゃん(写真提供)、AKIさん、かずみさん、ヒーローズさん、On the Rode 直美さん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝と祝一周年!の握手を送ります。
2015.9.26
『長野市 はくなまたた』
出演:オグラ、OA.トーメ&FUKU
10ヶ月ぶりにツアー再開。
最近、老眼が進み手元が本当に見えなくなった。老眼鏡の付け外しが面倒くさいので、レンズの裏にレンズを貼って遠近両用サングラスにしてみた。
中央本線で長野到着。一年ぶりにその子ママにあいさつ。久しぶりにトーメちゃんとFUKUちゃんにも再開。
本番前、お店に飾ってある人形をいじってたら持ってるヤリが取れてしまった。しょうがないのでそのままポケットに入れてなかったことにしようと思ったが、それも悪いのでライブ中MCで白状した。
すると妙齢の貴婦人たちからヤリを帽子に刺したらどうかという提案。お、そりゃオツだ。と刺したまま歌った。その後も妙齢の貴婦人たちのパワーに押されライブは随分長引いた。
アンコールをもらい新譜も売れ、初日なかなかの滑り出し。
帰りはトーメちゃんとFUKUちゃんの車でセクハラ発言をしながら松本まで送ってもらった。
ヤリはライブが終わるころにはなくなっていた。おそらく記憶の中へ刺し込まれたんだろう。
その子ママ、来年は本物のヤリ手土産にうかがいますのでお許しを。
長野市 はくなまたた その子ママ スタッフの方、トーメちゃん、FUKUちゃん、そして、集まってくれたお客さん、以上の方ひとりひとりに深い感謝とヤリのように光った握手を送ります。
2015.8.21
『日本経済新聞に』
本日8/21の日経新聞夕刊に『馬橋ホーホツ音頭』のコラムのりました。
ノンフィクション作家、与那原恵さんに大感謝!!
2015.8.6
『STEAK HOUSE KYOYA』
やっと来れた。
ラフィンKYOYAさんのお店。
ステーキを赤ワインで流しこむというバンコランみたいな贅沢をしてしまった。
滅茶苦茶美味しかった。
皆さんも是非。「STEAK HOUSE KYOYA」ペリカン時代のすぐ下です。
2015.8.5
『馬橋ホーホツ音頭の取材』
ペリカン時代で知り合ったノンフィクション作家の与那原恵さんから取材を受けた。
「馬橋ホーホツ音頭」を作った由来等を聞かれ一時間ぐらい喋った。
その後、呑みながらあれこれお話。
与那原さんの「音楽って問いかけでしょ」って名言に大大共感。
2015.8.1
『東京 高円寺馬橋盆踊り』
30年ぶりに復活し、今年で3回目を迎えた高円寺馬橋盆踊り。
オリジナル曲『馬橋ホーホツ音頭』『とどろき豆太郎音頭』もずいぶん定着してきた御様子。
今年もパーカッショニスト関根真理ちゃんが関東一円に響き渡る太鼓を披露してくれた。こんな小さな町内の盆踊りに2500人も来たというから驚きひとしお。
またもや雑でテキトーな司会つとめさせていただきました。
「コクテイル」狩野さん、かおりさん、斉藤会長、薮蕎麦親分、馬場さん、「ペリカン時代」マスちゃん、原、ジュンマキ堂、斉藤くん、えのもとさん、サリー、ケンジ、関根真理さん、杉並学院吹奏楽部の皆さん、天狗連の皆さん、荒井さん、真琴、Naoちゃん、ナナちゃん、えまちゃん、八幡さん、与那原恵さん、そのほか集まってくれたすべての人たち。
おつかれさま〜、また来年!
主催:馬橋盆踊り実行委員会、高円寺北中通り商栄会
協力:馬橋北自治会、馬橋南自治会、新生会、楽友会、馬橋小学校同窓会、大場通商和
2015.7.23
『北海道の市民ミュージカル曲』
今回は本当に素人さんが歌うのでなるべく音域をせまくという注文。
そのうえ、なるべく覚えやすく、印象的なメロディをと。
く、、苦悩…。それが一番むずかしい。
いにしえの作曲家きどりで買ったいつもの羽根ペンをにぎりしめ曲作りの日々。
本日、ようやく入稿完了。
プロデューサーのみつ輪さんにも気に入ってもらえた。羽根ペンのおかげか。
音楽ソフトを使い楽譜など印刷しているので、羽根ペンで書く事なんか別にないんだけど。
しかも電話かかってきてメモしようとしたら出ないでやんの、インク…
2015.7.10
『友部さんライブ』
自主制作米すくすく成長中。新譜も、ジャケット制作、流通等など、マイペに進行中。
夜は友部さんのライブを見に行った。
歳をとればとるほど友部さんの凄さが身にしみる。
個人の部分部分へ浸透してくる音楽。こんな事誰も歌ってくれない。
言葉は勿論だけど、メロディが無性にいいんだと思う。そして絶妙な曲順とあの声。本当にいいライブだった。鼻をすすり上げ、泣いている人もいた。
5年ぶりの新詩集『バス停に立ち宇宙船を待つ』を買った。
言葉と感覚の豊かさに圧倒されて、自分の浅ささが恥ずかしくなってしまう。
閑話休題
以前、大阪でライブをご一緒させていただいた時のこと。
リハーサルを終え楽屋へ戻る時に、友部さん、ユミさん、僕、三人とも偶然赤い服を着ていて、スタッフの女性から「みなさん赤いですね」と言われ
友部さん「…レッズ」と一言。
チャーミングな詩人である。
『
バス停に立ち宇宙船を待つ
』
友部正人
2015.7.7
『「書生の処世」荻原魚雷』
小雨の中区民プールで泳ぎ、野菜や水と一緒にぎょらの本を買って夕暮れ酒。
友人の新刊が駅前書店に平積みされている嬉しさ。
「どうすれば半人前といわれる人たちが、楽しく世渡りできるだろう」という難問をしつこく追及してきた、誰にも真似できない大研究。
文筆業の仕事をし、酒を飲み、本を読みながら考え方を工夫している男の地道みち。
「ようやく掃除が終わって仕事をしようとパソコンを立ち上げるとメールがくる。読む。チャイムが鳴る。インターネットで注文した本が届く。読みたくなる。そうこうするうちに夕方になって腹が減ってくる。料理を作る。腹がふくれたら、酒を飲みたくなる。そのつもりはなかったのだが、酔っぱらう。どういうわけか眠くなる。」(本文より)
「自ら沼」から出られないでいる人たちにおすすめしたい一冊だ。東京でこんなふうに暮らしている人間もいるという事実が僕らの心を温めてくれる。
『
書生の処世
』
荻原魚雷
2015.6.29
『マグリット展』
一冊の詩集を読み終えたような感じ。最終日でどのページも混雑してたけど。
すべての絵が停止していた。
マグリットが積み上げた空の下、自分だけが動いているという奇妙な実感…。
20年程前、友部さんからマグリットの絵葉書をもらった事があり、その実物も見られた。
2015.6.20
『ごじゅっさい』
ふと気付けは今年ごじゅっさい。
50なんてもっと大人だと思ってたけど、中身こんなかあ。
という訳で
『生誕50周年パーティー
オグラ文化祭、レコ発スペシャル』
日にち決定!
2015 10/11(日)
吉祥寺RJGB
2015.6.2
『絵を描こー!』
ひとり写生大会。
残念ながら富士山は見えなかったので写真みて写生。
ウイ呑みながら色つけ開始。
濃すぎたー!
絵の具も水割りにせよ〜。
富士山完全に片岡球子風になっちゃったけど、色ぬるのって楽しい。
筋の決まってない話を喋りながらでっち上げてくかんじ。
ジャケットに使えるかな…。
2015.5.31
『音完成』
全11曲、終わった〜!!
半年かかっちゃったけどいいもん出来た。
さあ工場出荷だー。
と勇んだもののジャケット作ってなかった。
続きまして、ジャケット〜ジャケット〜。
長い旅だぜ…。
2015.5.7
『自主制作米』
「あー、いーなぁ、せいせいするなあ〜」
時間のないころを夢見て、個人的な田植え完了。
いわゆるベランダでも出来るバケツ稲作。
金谷んや近所の友だちにも自主制作米をすすめてみた。
2015.5.5
『田植え』
今年も田植えに行ってきた。
所は茨城県常総市。
ここは知り合いが共同で借りている田んぼで、数年前から田植えに参加させてもらっている。年いくらという契約ではなく、しっかり米を育てて庄屋様に納めるという、完全なる年貢制度。
今年は十数名の素人水のみ百姓が集結。小さな子供たちもいて自分を見るなり「それカツラでしょ?」などとからかってくる。
「さわらして」というので「ダメだよ、このカツラ700万もしたんだから」と丁重におことわり。「うそだーうそだー!」という元気な声が新緑の空へ吸い込まれていく。
田植え機を交代で操作して、すきまが開きすぎた所は手で植えて、水止めのトタンを刺して、皆さまお腰がカッチコチ。
アマガエルは背泳ぎしてるし、ザリガニはお日様を花柄もように切りとってるしで、ああ、いいなあー、せいせいするなあと、時間のないころの夢をみながら、ようやく田植え完了、感無量。
最後は田んぼの神様にお神酒をふるまい、今年も一年分のお米をよろしくおたの申します、とパンパン。
余った苗をもらってきて、翌日は自分のプランターへも田植え、いわゆるバケツ稲作。facebookで「苗欲しい人よ」と呼びかけたところ、近所の友達が次々取りに来た。自主製作米に手をそめるヤツらにブツを譲渡。
「来年は俺もさそってー」と金谷んも夜おそく取りにきた。田植えがしたいお年頃になったそうな。
さて、これでひと段落、あたぁーなんかやることあったっけかな…。
おぅ、ニューアルバムはどーなってんだ。
ああ、そーか、それそれ。音は録り終えたものの、やはりミックスダウンに時間をとられているという体たらく。ライブも入れず日毎夜毎あーでもないこーでもないと悩む日々。
今しばらく!
2015.3.7
『がまがえるのがまちゃん』
がまがえるのがまちゃんと友達になった夢をみた。
がまちゃんはとても知的でやさしかった。海で泳いでいるとがまちゃんは近寄ってきて背中から肩にのってくる。がまちゃんの体は意外にすべすべしていてちっとも気持ち悪くないのだ。
ジャングルを移動する時もがまちゃんはセーターの中へもぐりこみ首に手をかけて肩へよじ登ってくる。その重みはとても心地よく、力強い手足の動きにがまちゃんの全存在を感じた。
がまちゃんがいうには、ヒトは表情のうつろいが非常にわかりやすい生き物なのだそうだ。
がまがえるにも表情はあるがそれを出すのは下品とされているらしい。
僕が「じゃあ今なに考えてるかわかる?」ときくと「わかるよ」とのこと。
「じゃあ、お前を食べるよ」というと黙ってこっちをみている。すぐに「冗談冗談」と笑ったら、がまちゃんの口の端が少しつりあがった。
「あ、がまちゃん今表情出したでしょ」というと「出してないよ」と強情をはる。僕はそんながまちゃんが可愛くてたまらなかった。
川のほとりで引っ越しのバイトをしている。がまちゃんは少しはなれた所にすわりこっちをみている。僕はがまちゃんが心配で荷物を運び出すたびにその位置を何度も確認した。
作業がひと段落したので近寄るとそれは陶器でできたカエルの置物だった。
がまちゃんがまちゃん!元の姿にもどってくれ。と必死で背中をさすっていると、引っ越し屋の若者が半笑いでからかってきた。
若者とつかみあいのケンカになったが、表情を出さないよう注意している自分に気がついた。
そして、よく考えたら、がまちゃんがメスだということが不思議でならなかった。がまがえるに性別がある気がしないのだ。
夕方になり、長い長い建物の中にあるでこぼこした階段をみんなで移動。窓から真っ白い海がみえる。
がまちゃんとの楽しかった短い夏が終わった。
はーーーっ、せつない目覚め…。
動物不足がこんな夢を見させるだか?
気がついたら昨日は啓蟄(けいちつ)だった…。
2015.2.28
『新譜レコーディング05』
本日は実にレコーディング日和。
イトウサっちゃんのソプラノとソプラニーノリコーダー、三曲吹き込み完了。
いー!実にイイ!
2015.2.23
『新譜レコーディング04』
家でベースを録音。首で弾いてる…つもり。
何度もやり直して、結局2テイク目を採用。
何もなかった空間に音が積み上がってゆく、おもしろい。
2015.2.19
『新譜レコーディング03』
ちんどんとゴロスのリズム録り、二日目。
7曲すべて終了。
手廻しオルガンに命をふきこんでくれるジュンマキ堂のグルーヴ、乞うご期待です!
ジュンちゃん、マキちゃんお疲れ様。
2015.2.18
『新譜レコーディング02』
ジュンマキ堂リズム録り、初日。
なんと4曲終わった。
いーぞいーぞ!!
人生にはリズムが必要さ♪
2015.2.15
『新譜レコーディング01』
本日はアラケンのコントラバスと原さんのピアノを録音。
いい演奏とれました。
原&アラケンにすぺしゃるな感謝だぜ。
2015.2.4
『新譜プリプロ作業』
家でギター、バンジョー、カズーなどを録音。
曲順考えてたら長くなっちゃうことが判明。
CDって45分くらいがちょうどいいだよね。しかし今は電話で音楽をきく時代か…。
聴きごたえのある50分以下におさえたいよ。古い人間だもんで。
はあ寝るだや。
2015.1.25
親子のための出前寺子屋
『おやこのテラコヤ』
ーみんなあつまれ!ならせならせパレードー
「JR高円寺駅北口から、インチキ手廻しオルガンのオグラさんが子供たちとセントラルロードを練り歩く。楽器に空き缶、お鍋、なんでもかんでも持ってきてならしながらみんなでパレード!」
という町内の仕事。町内って大事だよね。
TOKYO MXテレビのニュース
にもとりあげられました。僕も一瞬映ってます。
後半は酔っ払いのおじさんも乱入してきたりして楽しかったけど、そこは映ってなかった、残念。
高円寺北中通り商栄会、狩野さん、かおりさん、スタッフボランティアのみなさん、ななちゃん、NPO法人リトルネロファクトリー、杉並区教育委員会(後援)、そして、集まってくれた子供ら&みなさん。以上の方々ひとりひとりに深い感謝とリズミカルな握手を送ります。
2015.1.10
元旦から風邪で寝込みうどんだったが、熱さがったので四日に凧作り。
「とどろき豆太郎凧2015年版」6年前からきまぐれに作り始め、これで四代目。
今年は和傘なんかにも使われてる楮紙を使用。丈夫だぜ!
五日、蚕糸の森公園、風全然なし。
尾崎放哉でも読みながら風を待とう。
凧上げにきてもひとり。
コホン…。
2015.1.9
ズカッ!
新年、明けすぎましておめでとうございます。
正月から風邪をひき、寝込みながらなぜか
尾崎放哉にはまるという年明けでしたが、
今年はめずらしく目標をたてました。
「年内にニューアルバム完成!」
それでは本年もよろしくおたの申します。
インチキ手廻しオルガン オグラ拝
2014年版『オグラ文化祭』ダイジェスト動画できました。
新曲「猫と二度寝」動画できました。
(C) OGURA. All Rights Reserved. [
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